アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 七十一通目『パフォーマンスは客との対話』
★アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 七十一通目『パフォーマンスは客との対話』
君は自分のステージパフォーマンスで観客と「対話」できていますか?
「授受作用」(じゅじゅさよう) というものがあります。「授ける」ことと「受け取る」ことの相互が「新しいものを生むこと」をいいます。
エンターテインメントの世界ではパフォーマンスは「プラスの新しいもの」を生み出さなければなりません。観客は「喜び」や「楽しみ」、「勇気」や「希望」をパフォーマーから受け取ります。また、パフォーマーは観客の反応から「成長」や「生きがい」、「満足」や「自信」を感じるはずです。
相互が何かを与え、受け取ることで更に何かが生まれていくわけですから、ステージと客席の間には間違いなく「授受作用」が働いているといえるでしょう。
君はステージ上での一挙手一投足を「言葉のように」観客に投げかけていますか? 観客はその言葉をどのように受け取っていますか? ちゃん届いていれば観客は「プラスの反応」をしてくれるはずですし、そうでなければ「無」もしくは「マイナスの反応」を示しているはずです。
観客の反応が「プラス」でない場合は「君の言葉が通じていない」か「伝え方が悪い」のです。そして、そういった観客の反応から受け取るものが「マイナス」なので、さらに君の言葉は伝わらなくなっていきます。
反対に観客の反応が「プラス」の場合、客席からどんどんエネルギーを与えられるので、自分でも信じられないほどの力強いパフォーマンスができるはずです。
パフォーマンスは「一方通行」の「独り言」ではダメなのです。パフォーマーと観客の間には「対話」がなければなりません。もし、観客に「通じていない」とすれば、「最初に言葉を投げかける」パフォーマー側に「問題がある」のです。
観客の「ノリが悪い」「ウケない」「反応がない」時や、自分が「評価されな」「人気が出ない」のは「自分の言葉が通じていない」ためです。自分のパフォーマンスがちゃんと「伝わる言葉」になっているかを観察、分析しましょう。
「パフォーマンスは客との対話」です。対話して、観客に喜んでもらい、自分が成長するために、「自分の言葉」にもっともっと磨きをかけてください。
以上
「“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 七十通目」は2023年5月17日の記事
「“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 七十二通目」は2023年5月31日の記事
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