画 “涼” 点睛 メンバー・桐山 涼 卒業
「画竜点睛」(がりょうてんせい)とは、竜の絵の最後の仕上げに目を描くことから、それがないと完成したことにはならない最後の大事な仕上げのことをいいます。
2023年2月12日(日)。定期公演「スペーズ ワンマンショー 103 桐山涼 卒業編」で、スペーズ1期生の桐山 涼が男装パフォーマンスユニット「SPADES」(スペーズ)での活動にピリオドを打ちました。
スペーズ結成時からの のべ2,633日間の活動でした。
卒業公演の事前稽古で桐山 涼は悩んでいました。ある演目の演出についてです。どのように表現するのが一番お客さんにわかってもらえるだろうかとあれこれ考えていました。
かつての桐山 涼ならば最後には「わからないです」といって諦めていたと思います。桐山 涼には問題に直面すると「思考することを停止する」という「クセ」がありました。
現役中は何度も何度もそういうシーンがありました。そのたびに「自分はどうしたいのか 頭がちぎれるくらいになっても考えよ」とか「立場を変えてお客さん目線で想像せよ」と伝えてきました。
しかし、最終的には今にも泣くのではないかと言う表情で「わかりません」「もういいです」と投げ出していました。
定期公演「スペーズ ワンマンショー 103 桐山涼 卒業編」の演目について、公演本番の3日前まで桐山 涼は悩んで考えて実際に繰り返してやってみて、また考えていました。
「すごいな」と思いました。
「人は成長するんだな」と感じました。
桐山 涼はもう昔の「最後には投げ出す桐山 涼」ではなくなっていました。
7年半前の桐山 涼とはまったく別の「桐山 涼」の姿がそこにはありました。
桐山 涼が最後の仕上げに描いた「龍の目」。それがどんなものだったか。
「スペーズ ワンマンショー 103 桐山涼 卒業編」にお越しいただいた皆さんにはお判りいただけていると思います。
「これまで」の男装パフォーマンスユニット「SPADES」(スペーズ)は桐山 涼なしではあり得ませんでした。
そして「これから」の男装パフォーマンスユニット「SPADES」(スペーズ)も偉大な1期生・桐山 涼がいたからこそ、あり続けるのだと思います。
本当にありがとうございます。
そして、お疲れ様です。
桐山 涼の これからの人生が希望にあふれた幸せな日々であることを心から祈っております。
以上
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