スペーズの卒業生たち
スペースを卒業していった人たちはそれぞれの生活を送っています。稀にスペーズの公演を見に来てくれることもあります。何かしらの舞台に上がっている人とは今でも顔を合わせることもあります。皆、元気な様子です。
スペーズのメンバーだった頃は良いことばかりだっただろうとは思ってはいません。でも、悪いことしかなかっただろうとも思っていません。
彼 (彼女) らの人生の内のわずかな時間であっても、スペーズに参加出来て良かったと思ってくれているのであればとても幸せです。
そんなOB (OG) たちが今でもそれぞれに会うことがあれば、自分たちが残していった「バトン」の行方について語り合って欲しいと思います。
あの時は何を考え、目指していたのか。今はそれをどう思っているのか。今のメンバーに対して思うことは何か。伝えたいことはないのか。
少なくとも皆は「 “男装” がもっとメジャーなものになればいいのにね」と思っていたはずです。できれば自分たち自身がメジャーになって「男装」文化を広めることができたらいいのにな、と そう考えていたと思います。
しかし、生活の変化や目標の変化、体力の問題だったり、年齢的なものなど様々な理由で彼らはスペーズを卒業していきました。それは仕方がないことです。
でも、自分たちが礎を築いた男装パフォーマンスユニット「SPADES」(スペーズ)です。その行方については関心を持ち続けてくれるとありがたいです。
自分たちが費やした月日、蒔いた種、芽吹かせたものが、どうなっていくのかを見届けて欲しいと思うのです。
だから、今スペーズにいる我々は、スペーズという場所を守り続けていかなければなりません。卒業していった人たちが残していってくれたものを守り続け、彼らが語り続けていける場所を残し、育てていく責務があると思っています。
以上
0コメント