同じ時代に生まれて
先日、あるグループのライブに行きました。ここ数年、全国ツアーで名古屋に来るときには必ず見に行っています。ダンス&ボーカルグループでリーダーがセクシュアルマイノリティであるため、大変、勉強になっています。
今回のツアーでリーダー以外の全員がグループを「卒業」することが発表されており、現体制でのパフォーマンスを見るのは、これが最後という公演です。
メンバーの一人がジャニーズのグループに振付を提供しているほどなので、そのレベルの高さは想像していただけると思います。
また、2021年の東京オリンピックでは、コロナ禍による演出プランの変更がなければ、開閉会式で世界中にパフォーマンスを披露する予定でした。しかし、実際にはその機会は失われて、閉会式に一瞬登場するにとどまりました。残念でなりません。
名古屋公演での彼らのステージは圧巻でした。およそ2時間30分を歌って踊り続けるパワーに圧倒されました。磨き抜かれたダンスはすべてがカッコよく、顔の表情だけでなく指先までが無駄なくダンスの一部となっている様は「芸術」といって良いほどです。
「ああ、彼らのチームパフォーマンスを見るのはこれが最後なんだな」と思うと目頭が熱くなりました。同時に「彼らと同じ時代に生きていることが出来てありがたいな。そうでないと、このパフォーマンスを見ることが出来なかったかもしれないな」とも考えました。
スペーズのメンバーと出会うことができて、良かったと思っています。お互いがあと10年ずつ生まれた時代が違っていれば、きっと出会うことはなかったでしょう。
そしてお客さんには、「ああ、スペーズと同じ時代に生まれてきて良かったな」と思ってもらえるようなパフォーマンスを提供したいと考えています。
以上
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