“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 二十六通目『自分に“酔う”力』
◆“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 二十六通目『自分に“酔う”力』
今の君に必要なモノ。それは「自分に“酔う”力」です。
ステージに上がる人間は、会場の人たちを酔わせなければなりません。お金を払ってお酒を飲んで酔って気分が良くなるように、お金を払って会場に来てくれた人たちを「いい気持ち」にさせるのがエンターテイナーです。
会場内の人たちを「いい気持ち」に酔わせることができる人間には、ある特徴があります。
それは、「上手に自分に“酔う”こと」ができる、という特徴です。
簡単に言ってしまうと「ああ、今、オレ、カッコイイ!!」とか「私、今、サイコーにカワイイはず!!」というふうに思えちゃうかどうかということです。
ただ、ちょっとだけ難しいのが、「カッコイイ」とか「カワイイ」とか思っていても、どこかで自分を客観的に観察できているかどうか、酔っている自分を俯瞰視できているかどうかという問題があります。
客観視、俯瞰視できていないと、「自分だけで盛り上がっている可哀相な人」になってしまいます。つまり、独りよがりの「イタい人」になってしまうので注意が必要です。
「上手に自分に“酔う”こと」ができる人は、自分をほめながらも、「どうしたらもっと魅力的に自分を演出できるか」を常に意識しています。
ポイントはココです。「どうしたらもっと魅力的に自分を演出できるか」。
魅力的な他人を観察し、研究し、日常的に自分を客観視して、違いを見つけ、修正したり、付加したりしていくこと。
「自分に“酔う”力」は一朝一夕には身につきませんが、日々の意識の改革ができれば、一年、二年と経つうちに「想像以上の自分」に必ずなれるのです。
「自分に“酔う”力」。手に入れてください。
以上
「“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 二十五通目」は2022年7月6日の記事
「“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 二十七通目」は2022年7月20日の記事
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