“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 二十五通目『日記のススメ』

◆“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 二十五通目『日記のススメ』


 今日からでいいので「日記」を書いてください。自分の成長を確認することが目的です。


 日記といっても毎日書かなくていいです。一週間に一度しか書かなくても、一か月ぶりでもいいのです。短くても構いませんし、文章になってなくてもいいです。作文するのは面倒ですからね。「スマホのメモ」に書けばいいのです。

 自分の覚え書き程度でいいのです。誰かに見せるものではないので、自分だけがわかればいいのです。でも、万が一の時のこともありますから、「人の名前だけはイニシャル」にしておきましょう。

 自分だけのSNSとかに書くのはやめましょう。なにかの拍子に外部に出てしまうといけませんから。


 日々、感じたここと。思ったこと。学んだこと。イヤだったこと。嬉しかったことを書いてください。


 例えば「ダンスのレッスンでスリーステップがうまくできなかった」とか、「バドブレ (いずれもダンスの基本ステップの名称) が上達した」とか。ボイストレーニングで「リズムが取れないし、すぐ声が裏返る」とか、そんなことでいいのです。

 1年後、2年後にそれを読んだときに君がどう思うかが大事なのです。たぶん「そーか。この時はアレが苦手だったんだ。今はもっと難しいコトに挑戦してるから、成長してるんだな自分は」と思うはずです。

 記録を残しておかないと、自分が何でどれくらい成長したかが、わかりにくいものです。日記に記された「過去」と「今」を客観的に比べると「励み」になります。ちょっと自分をほめたくなりますし、もう少し頑張ろうという気持ちにもなれます。


 日記にはネガティブなことも書けばいいのです。例えば、「誰誰に久しぶりに会った。やっぱり苦手」とか、「誰誰は羨ましい。自分と比較するとこういうところがあっていいなと思う」とか。ネガティブなことを書きだすという行為には良い効果があります。思いをため込まずに吐き出すことでストレスを減少させることもできます。また、何年後かに「当時は苦手だった人も今ではなんともないな」とかに気が付いたりして、そこにも自分の成長を感じたりするのです。


 日記。時々書くだけでいいのです。短くてもいいのです。自分の成長を知る手がかりになります。今日から書くことをオススメします。効果は絶大です。

                                                以上


「“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 二十四通目」は2022年6月29日の記事

「“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 二十六通目」は2022年7月13日の記事

男装パフォーマンスユニットSPADES

名古屋・栄を拠点に活動する「男装」のパフォーマンスユニット。 歌・ダンス、芝居、お笑いと幅の広いジャンルで活動しています。 キャッチコピーは「あなたの夢を叶えます」。