アイドル人生の次
2022年4月1日の記事「株式会社スペーズ」についてSNS上で反応を頂戴していました。
「株式会社スペーズ、めっちゃ入社したい…(笑)」、「株式会社スペーズ 託児所の保育士として採用してください」といったつぶやきです。
(笑) と記述があるものもありますので、「株式会社スペーズ」をあくまでシャレとして受け止めていただいていると思っています。それはそれで問題はありません。
でも、意外と本気なのです。「株式会社スペーズ 」。
ローカルアイドルを経験した人の進路は一般的にはふたつです。「芸能とかかわりのある道」を行くか、「芸能と関係のない道」へ進むか、です。
前者は、「また、別のアイドルグループに入る」「ソロになる」「アイドルではないけど芸能界で仕事をする」「事務所のスタッフや裏方になる」などです。
後者は、芸能との関わりを一切断ち切って、「仕事をする」「学業に専念する」などです。また、女性であれば「家庭を築く」というケースもあるでしょう。
男装アイドル、男装バフォーマーの活動寿命は女性アイドルのそれより長いと考えて良いと思います。女性アイドルの多くは30歳をひとつのラインとして転身を図っているように感じます。もちろん30歳というのは目安でしかありませんから、その後もアイドル活動を続ける人もいらっしゃいます。
男装の場合は、年齢を重ねていっても「それはそれ」という魅力が増すので、30歳を超えてもパフォーマーやタレントとしての活動の場があると思います。そもそも「装って」いるわけですから、実年齢にはたいした意味はありませんし、なんの支障もありません。
スペーズのメンバーには長く活動してもらいたいですし、活躍のフィールドも広げていって欲してと思っています。
しかし、それでもいつかは「ステージを降りる」日がくるかもしれません。その時、スペーズという団体として、その人の「次の場所」を用意できたらと考えてているのです。
「男装パフォーマー」という、かなり貴重な経験をしているわけですから、その知識や技術には価値があるはずです。
後任の指導にあたったり、グループの運営や成長に関わったり、現役活動中に磨いたスキルでビジネスを展開したり。また世の中は「多様性の時代」に向かっていますから、オピニオンリーダーとしての活躍も期待されるでしょう。
スペーズを単なるエンタメビジネスだけに終わらせるのではなく、ジェンダーギャップの解消やセクシュアルマイノリティへの理解とその人たちの活躍の場の提供、さらには女性や子供たちの幸せに関わる企業にお客さんたちと一緒に成長させることができたら素敵だなと考えているのです。
以上
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