“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 九通目『君の都合でグループは動かない』
◆“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 九通目『君の都合でグループは動かない』
君の都合でグループは動きません。しかし、君はグループの都合で動かなければなりません。それができないならグループ活動は無理です。ソロで活動することをオススメします。
グループにはチームワークが欠かせません。しかも、お客さんからお金をもらう「プロのグループ」の場合、グループの都合は絶対的な優先事項です。君にどんな用事や約束があってもグループにとっては基本的には「関係がないこと」です。君の個人的なスケジュールよりもグループのスケジュールが優先されます。
例えば「〇〇があるから自分はその日の稽古を欠席します」とか「約束した〇〇があるのでリハーサルに参加できません」とかは「グループ」にとってみれば知らないよ、という話です。また、チームメイトの感情も考えるべきです。あまりいい顔はされないと思います。
そもそも、「〇〇があったからできません」は芸能の世界では通用しない言い訳です。
グループと君の用事と、どちらが優先順位的に上なのでしょう。その考え方次第では、君はグループで行う芸能活動には向いていないということになるかもしれません。
グループの「一員」であるということは、君はグループの一部ではなく、グループそのものであるということを意味しています。君がいなければ、グループはありません。君がいなければお客さんは喜んでくれません。だからといって君だけの都合でグループは動きません。
君がグループの一員であるならば、君は自分の都合でグループの動きを止めてはならないのです。
以上
「“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 八通目」は2022年3月24日の記事
「“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 十通目」は2022年4月6日の記事
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