“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 七通目『仲良しクラブではない』
◆“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 七通目『仲良しクラブではない』
君がソロ活動ではなくグループ活動をしている場合の話をします。
結論から言うと、「チームメイト」は「友達」ではありません。「ビジネスパートナー」です。芸能の世界においてグループはパートナーと作る「チーム」です。決して「仲良しクラブ」ではありません。
この感覚が曖昧なグループは長く活動を続けられません。グループの数人が仲良しクラブを形成すると、そこに「なれ合い」、「遠慮」、「見て見ぬふり」、「放置」、「無視」といった現象が生まれます。やがて、そこからチームは崩壊していきます。
メンバーそれぞれが個人的に目指す到達点が違ったとしても、「チーム」が向かうベクトルは同じでなければなりません。「このチームで〇〇をするぞー」とか「このチームを経由して自分は〇〇になるぞー」とか、そーゆー目標を共有し、達成するための存在が「チーム」です。そして、「チーム」は一枚岩であるべきです。
目標を達成したり、「チーム」が成長するためには、「指摘」や「問題提起」、「議論」や「修正」が必要になります。ところが「仲良しクラブ」になってしまうと「空気が悪くなるから」ということを理由に成長のきっかけを放棄します。
メンバー同士が仲がいいにこしたことはありません。仲よくするな、という意味ではありません。ただ、君は必要以上に「仲良しクラブ」の一員になる必要はないということです。「チームメイト」はお互いが芸能の世界で目標を達成するための「ビジネスパートナー」であると割り切りましょう。
友達は芸能とは関係ないコミュニティで作ればいいと思います。
以上
「“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 六通目」は2022年3月7日の記事
「“アイドル”や“何者か”を目指す君への手紙 八通目」は2022年3月24日の記事
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