スペーズと日本舞踊
「隅取り」、「ばらり開け」、「要返し」。いずれも舞扇子を手にした動きや技の名称・通称です。
スペーズの楽曲「ホシマホロ」は和楽器風の音色をフィーチャーし、振付にも「和」の要素を取り込んだレパートリーです。
アイドルの中には扇子を手にダンスを披露するグループは複数ありますが、スペーズでは所作や動きについては、スペーズのダンス講師の一人である日本舞踊の師範から直接、指導をいただいています。
一見何の変哲もないような動きのひとつひとつであっても、日舞の先生からちゃんと教わったという事実は、きっとメンバーの自信につながっていくと思います。
メンバーがステージで使用する扇子は、「舞扇子 (まいせんす)」や「舞扇 (まいおうぎ)」と呼ばれるものです。普通の扇子より耐久性が高い作りになっており、扱い易いように要 (かなめ) 部分に重りが仕込まれています。
「ホシマホロ」の後奏でメンバーが扇子を、ひらひらと扱うところがあります。「要返し (かなめがえし)」です。適当に扇子を振っているわけではなく、繊細な指先で扇子を扱う修練を必要とする技です。
メンバーが簡単にやっているように見えるかもしれませんが、稽古を重ね、悪戦苦闘の末にステージで披露できるところまでになりました。「ホシマホロ」の見どころのひとつです。
10月24日(日)のスペーズワンマン定期公演88「エミトバツの巻」では、歴史上のイケメンに仮装したスペーズが、「ホシマホロ」を披露します。
一枝梅 (イルジメ)と諸葛孔明 (しょかつこうめい)と平 知盛 (たいらのとももり)と安倍晴明 (あべのせいめい) が、どんなふうに「要返し」をやるのか。まさに「歴史的瞬間」です。(笑) どうぞ、お見逃しなく!!
0コメント